ASHIYA RESUME marche/チャレンジスタッフのライターによるイベントレポートとインタビュー記事 ~マルシェ編~
この記事は「ASHIYA RESUME marche」にチャレンジスタッフのライターとして関わったメンバーによる、イベントレポートとインタビュー記事です。
メンターの大洞静枝さん(フリーライター)から基礎を学び、その後、実際に「ASHIYA RESUME marche」当日までの準備過程をレポートし、マルシェに関わるスタッフ、出店者の姿を紹介すべくインタビュー取材にも挑みました。メンターのアドバイスを受けながら想いを込めて書き上げた渾身の記事です。
今回は3月2日(日)に開催したASHIYA RESUME marche当日のレポート&インタビュー記事をお届けします。ぜひ最後までご覧ください!
ASHIYA RESUME marche とは
芦屋を拠点に既に活動している、またはこれから活動を始めたいと考える⼥性たちが、⾃⾝のスキルやできることを活かして、商品・サービスの販売や新たな活動について、実践を通じてチャレンジできる場。
~「好き」から「推し」へ マルシェがつなぐ出会い~
3月2日、ASHIYA RESUME marche(以下、マルシェ)が開催され、延べ380人の来場者で賑わいました。1階と2階の会場には24の出店者が一同に会しました。1階ではフード販売やイートインスペース、アクセサリーなどのワークショップが軒を連ね、来場者はスタッフが作成した場内マップを手に自分の「好き」を探して会場内を巡りました。
女性起業家の先輩として「MIYUKI DELICA」の池田美由起さんも1階で出店。過去にASHIYA RESUME主催の「TSUKUROU marche」の出店を機にビジネスを発展させた彼女は、出店者のロールモデル的存在として、活動をこれから始めようとする女性たちを見守りながら、適切なアドバイスを送っていました。

2階では「自分が笑顔になる」のコンセプトのもと、雑貨、ボディーケア、ワークショップなど多様なブースが並び、来場者の関心を惹きつけていました。アースカラーのバルーンで彩られた手作りフォトスポットでは、記念撮影を楽しむ姿が多く見られました。

出店者は、「工夫を凝らした魅せるディスプレイ」で来場者の興味を惹きつけていました。立ち止まった来場者には、自身の商品説明ばかりでなく、丁寧な会話を大切にしたコミュニケーションを心掛けている様子が見られました。
運営スタッフは「準備から当日まで出店者に寄り添う」ことに尽力し、当日のタイムスケジュール、場のしつらえの準備から出店者の気持ちをほぐすコミュニケーションをとる様子がありました。その結果、多くの出店者が「安心して当日を迎えられた」という声もあり、このサポートが、出店者の最高のパフォーマンスを引き出す原動力につながりました。

出店者たちに共通するのは、「ここからつながりを生み、ファンを増やしたい」という強い思いです。親子連れを多く含む来場者で終日賑わいを見せながら、マルシェは大成功のうちに幕を閉じました。
AHIYA RESUME marcheに「amana YOGA」として出店された大本れいかさんと、運営スタッフとして関わった水畑亜美(あーこ)さんのお2人にお話を伺いました。
大本れいかさんのご紹介
れいかさんは13年前、ご自身の体調改善を目指してヨガを始めました。体調が回復すると、ヨガをもっと深く学びたいと考え、7年前にインストラクター資格を取得。その後も学びを続け、昨年、『「ふろしき」を用いて心と身体を健やかに保つ』日本初のヨガ「FLOWSHIKI」に出会います。「FLOWSHIKI」を広めたいという思いから、マルシェに出店しました。
-マルシェに参加したきっかけは何ですか?
「広報あしや」で芦屋リジュームの記事を見てメルマガに登録しました。ちょうど「FLOWSHIKI」の資格を取得した時期で、「FLOWSHIKI」を広めるきっかけになるかもしれないと感じたからです。そのメルマガでマルシェの説明会の案内を知り、参加しました。
ー本日までにチャレンジしたことはなんですか?
出店を決めたからには全力でやろうと覚悟を決めました。説明会後、「『FLOWSHIKI』を広めたい」という思いだけで、具体的な行動をしていないことに愕然とし、名刺やチラシを作成し、インスタグラムや、公式LINEを開設するなどの行動を始めました。機械音痴の私にとっては高いハードルでしたが、家族や周囲の助けを得て実現できました。正直なところ、かなり苦しかったです。
ーこの2カ月間の間にどんな言葉や、出来事にワクワクしましたか?
ワクワクしたのは、今日を迎えられたことです。本番までの準備が私にとってあまりにも大変で辛かったので、今は無事にワークショップを終了できたことの達成感に包まれています。 今日が、私にとってこの2か月のピークです。

ーマルシェ終了後に自分にどんな変化がありましたか?
自分の意識の変化を感じました。ただ頭で描くだけでは夢は実現しない。夢に近づくのは掛け算なんです。「夢✖行動」で、結果が生まれます。行動することで初めて夢が形になるんだ、ということを学んだ一日でした。
ー今後の抱負は?
「FLOWSHIKI」を通して健やかな人生を過ごせるメソッドを人々に広めていきたいと思っています。健康寿命を延ばし、人生の楽しい時間を増やすお手伝いをすることが私の目標です。
水畑亜美(あーこ)さんのご紹介
あーこさんは3人の子育てをしながら、フリーランスでファッショントレーナー*をしています。以前はアパレル業界で10年以上勤務し、エリアマネージャーとして関東から九州まで多数の店舗を統括。新規店舗の立ち上げ、スタッフの育成、売上管理などに従事していました。現在は、仕事で培った知識と経験から、フリーランスで活躍する女性を対象に、似合うファッションやメイクの提案をしています。第一印象をさらによくするアドバイスを行い、自信をもって集客につなげるお手伝いをしています。
*あーこさん独自の肩書。骨格や、顔タイプ、過去の経歴などをカウンセリングし、AIを駆使して個人の特徴や魅力を引き出す専門家
ー今回のマルシェ参加のきっかけは何ですか?
子どもが学校からマルシェのチラシを持ち帰ってきたのが、第一のきっかけです。私自身、子育てに追われ、おしゃれから遠ざかり、気持ちが沈んでいた時期もありましたが、大好きなファッションの仕事を再開したことで、私の生活や人生観が一変しました。「行動すれば自分は変われる」という経験を、多くのママたちと共有したいと思うようになり、将来的には、私自身がイベントやワークショップを運営したいと思いました。「マルシェの運営に参加することで、新たな経験を積める」という期待を込め参加を決めました。もう一つは、憧れの先輩である「ママプレイス」*代表のひとみさんに近づきたいという願いがあったからです。ひとみさんは過去にこのマルシェに出店経験があり、今回私も関わることで、ひとみさんに1歩近づけるかもしれない、と感じる部分もありました。
*月1回、子育てママのためのハンドメイド教室。針と糸を使わないクラフト感覚の初心者向けの教室です。小物の販売も手掛けており、昨年のマルシェの出店者。
ーマルシェに参加してワクワクしましたか?
決起集会で行った集客のヒントに関するミニレクチャーが好評を得て、出店者やスタッフからお褒めの言葉を多数いただきました。この経験から、自分の知識や経験が出店者に役立つアドバイスになると気づき、可能性が広がるのを感じました。
ー今回のマルシェでチャレンジしたことはなんですか?
主に2つあります。1つは、会場のフォトスポットを初めて手掛けました。大規模なバルーンは想定外に好評を得て、自信につながりました。もう1つは、主に初出店者の方の不安を取り除くことに努め、全ての出店者へ寄り添う対応をこころがけたことです。私が担当した出店者の方から、「あーこさんのおかげで安心して出店できた」との感想もいただき、私の思いが届いていたことが実感できて嬉しかったです。
ーマルシェ終了後に自分にどんな変化がありましたか?
既に変化が起きています。マルシェまでの2カ月の間に自分の活動を発信したことで、他の運営団体から「手伝ってほしい」との依頼が複数届きました。自分でも驚いています。
ー今後の抱負について教えてください
このマルシェをきっかけにフリーランスとしての活動を継続して、芦屋を拠点に関東まで活動を広げたいです。「女性としての人生を楽しむ。外見が変わることで内面も磨かれる」をテーマに、子育てママを中心に、すべての女性がきれいになるお手伝いをしていきたいです。

今回先輩女性として参加した「MIYUKI DELICA」の池田さんからこのマルシェでチャレンジした方々へ応援メッセージを頂きました。
池田美由起さんのご紹介
2019年にSHIYA RESUME主催の「TSUKUROU marche」で初出店し、翌年フルオーダーのキッチンカーで販売を開始。ワークライフバランスを意識し「家族を第一に」を軸に、事業を継続しています。家族の応援が支えになっているので、「子どもが安心できて、子どもが楽しめる」をコンセプトにしたイベントに積極的に出店しています。モットーは、どんな時代でも柔軟に対応し、「その時にできるベスト」を尽くすこと。
ー応援メッセージ
当日のみなさんの様子から、自分の商品やサービスに自信を持って提供をしていることを感じました。しかし、周りには似た商品やサービスが溢れており、自身の出店内容だけでは、なかなか選んで頂きにくいと思います。実際に私のお店に来るお客さんからは「会いに来たよ!」という声を多く頂きます。「何を買う」より「誰から買う」を大切に、あなたのファンを増やせるよう、とにかく常に笑顔でいてください。その上で、あなたの商品やサービスへの想いを伝えてみてください。「笑顔」と「想い」を大切に、一つひとつの出会いを大事にしていれば、ご縁がつながっていき、活動が続いていく道標となっていくはずです。頑張ってください!
ライタープロフィール
eriko
コロナ禍より在宅でフリーランスをしています。10代の頃は海外文化に憧れを抱き、他国にばかり目を奪われていました。20代後半で父の所蔵の歴史小説と出会い、その面白さに開眼しました。歴史を知ることで、日本人としてのアイデンティティを見つめなおすきっかけにもなっています。モットーは、今を楽しめる自分でいること。趣味は語学、歴史、読書、音楽、アートです。今年は御朱印集めをプラスしようと目論んでいるところです。