2018年8月21日(火)

芦屋市内の事業者・団体のみなさまと、女性活躍推進に関するそれぞれがお持ちのリソースや困りごとなどを共有しあう交流の場「ASHIYA RESUME meeting01」を開催しました。
まだまだ暑さの厳しい中、たくさんの方々にお越しいただき、レクチャーやワークショップ、交流会を行いました。

まずはじめに、ライフデザイン阪急阪神の石原より、芦屋リジュームプロジェクトのこれまでの活動についてご紹介をさせていただきました。
芦屋リジュームは、「もう一度働きたい」「自分らしい働き方を実現したい」と考える芦屋市在住・在勤の女性たちをサポートするため、さまざまなプログラムを通して、女性たちがこれまでの経験や技能、積み重ねてきたキャリアを見つめなおし、望んでいるキャリアアップや働き方を実現するためのきっかけを作ることを目的としています。
昨年からの活動実績や、芦屋リジュームに参加した女性たちのいまについてなど、プロジェクトの現状をご報告させていただきました。

そのご報告のひとつとも言えるのですが、今回、過去のプログラムの参加者である今井 綾さんに、会場の演出をご担当いただきました。今井さんは、芦屋市を中心に、調香師としてアロマの香りで空間をコーディネートする「アロマエアスタイリング」という活動をしておられます。起業準備中ということで、活躍の場のひとつとしてご依頼をさせていただきました。
アロマには、花言葉のようにそれぞれに意味があるそうで、今回は芦屋リジュームのコンセプトに合わせ、「女性を主役にする」という意味のローズ、「女性が輝く場所」という意味のライムなどを使った特別な香りを、この日のために作っていただきました。
空間を演出する爽やかな香りに緊張も解け、意見交換や交流がより深まったようでした。

今回お招きしたゲストは、キャリアアドバイザー、ワーク・ライフバランスコンサルタントである株式会社NOTICE代表取締役の布谷 由美子さん。
女性活躍推進の現状や芦屋市の制度・取組みなどをふまえ、女性を活用できる会社と女性を活用できない会社の違いとは何か？についてお話いただきました。

布谷さんによる話題提供の後は、事業者・団体様から、女性活躍推進の取り組みについての現状や実態、効果やこれからの課題についてなどをお話いただきました。
株式会社竹園代表取締役社長 福本さん、社会福祉法人聖徳園あしや聖徳園 水元さんにそれぞれ登壇いただき、福本さんからは社員一人一人が「どうなりたいのか」ということをふまえたライフプラン設計を行っていること、水元さんからはご自身の結婚、出産のライフイベントを踏まえた働き方、昨年度のASHIYA RESUMEでできた繋がりから子育て世代向けのイベントを実施している、といった事例を紹介いただきました。

そして第一部のまとめのプログラムとして、芦屋市の山中市長にご挨拶をいただきました。芦屋市の女性たちが、全国的にも特に活動的で、新しいことに挑戦する気持ちを持つ方たちであることをお話いただき、参加者の皆様へ激励のお言葉をいただきました。

第二部は、参加事業者・団体様それぞれの女性活躍推進についての活動や、抱えている課題などを踏まえ、布谷さんをファシリテーターにワークショップを行いました。
まずは、それぞれに「女性に期待すること」「起こりそうな問題」「それに対する解決方法」を考え、ワークシートに記入。ランダムに分かれたグループでそれらを共有し、このリソースを生かして実現できそうなアクションについて意見交換をしました。
意見を出し合う中で、女性の活躍に対する意識の向上、そしてさらには参加者同士の繋がりを深めるきっかけともなりました。

ワークショップの後は、芦屋市内にあるフランス家庭料理・お菓子のアトリエ「ユヌ・プティ・メゾン」の田島 裕美子さんにコーディネートいただいたケータリングを楽しみながら、交流会を行いました。田島さんはケータリングのほか、料理教室やレシピ提案、テーブルコーディネートなども手掛けられ、幅広く活躍されています。
今回は、芦屋リジュームのイメージカラーやロゴをあしらった、美味しくて可愛らしいフィンガーフードをご提供いただき、和やかなムードで交流が行われました。

アロマの香りと美しい料理で、終始笑顔がたくさん見られた今回のmeetingイベント。「女性活躍推進」という言葉を社会で耳にする機会も多くなってきましたが、今一度、「女性が自分らしく輝ける・活躍できる」ということについて、改めて考えるきっかけとなったのではないでしょうか。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。

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