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【レポート】11/1(月)ASHIYA RESUME salon02/「届けたい相手に届きますように、SNSを使ったわたしの広報戦略」

2021年11月1日(月)
芦屋市男女共同参画センター(ウィザスあしや)にてASHIYA RESUME salon02「届けたい相手に届きますように、SNSを使ったわたしの広報戦略」が開催されました。

講師は、NPO法人さんぴぃす/NPO法人アクティブ・ラーニング・アソシエーションの理事長をされている河口紅さん。各地でSNSの活用やWEBマーケティングセミナーを開催されている河口さんからターゲット設定や地域での情報発信の仕方について学びつつ、地域における『わたしの広報戦略』を考えていきます。

 

今回、自身が運営するサロンの集客に悩んでいるという方や開業予定のため情報発信のポイントについて知りたい方など、計11名の方に参加いただきました。「やりたいことや伝えたいことが整理できてない」あるいは「イベントやセミナーの情報をどうやって発信すればいいのだろう」と悩まれている方が多い様子。

 

 

お悩み第1位:集客できない

参加者全員の自己紹介の後は、河口さんによるレクチャーがスタート。

活動や事業に関して「集客できない」「認知されにくい」という悩みを抱えている場合、解決策としてSNSなどのテクニックを習得するよりも、まずは自分にしかできないものを明確にすることが大切であると河口さんは語ります。

「人を動かすには、自分が出来ることを伝えるのではなく、コンセプトを伝えること。」

実際に、開業した場合の2つのコンセプトを比べてみると、文章によってもユーザーに伝わる印象が全く異なることが分かりました。誰のためのどんなモノなのか、対象としたいユーザーに明確に伝えるためにも、自分たちはどういったことをやりたいのかという視点でコンセプトを考えていくことが重要です。

 

 

また、コンセプトを考える上で、ターゲット設定も重要。

さっそく、個人ワークを通じて、参加者の皆さんそれぞれの活動や事業にとってメインターゲットとなる人を絞り込んでいきます。グループ内の人とも意見交換しながら、読んでいる雑誌や定期的にみているサイトなど、具体的な生活スタイルをイメージしつつ、ターゲットに関する考えを深め、届けたい相手を明確化していきます。

 

 

こころに響くメッセージは「なぜ(WHY)」から始まる

ターゲットを深堀していく中で、それぞれの活動や事業に応じて、「誰に、何を伝えたいのか」といったコンセプトを考えるヒントとなる言葉をいくつか導き出してきました。 では、実際に自分の言葉で活動や事業について投稿・発信する際、どのように相手に伝えたらいいのか。河口さんによると、「なぜ」自分はそれをやろうとしているのか、他の人も共感できる「なぜ(WHY)」を伝えることが大切なのだそう。

 

 

モノやサービスが溢れ、さまざまな情報が行き交う世の中で、自分の実体験をもとに生まれた言葉「なぜ(WHY)」であるほど、ターゲットとなるお客さんとの共感が生まれます。

だからこそ、まず他者と共感できる言葉を見つけること。そして、その言葉をもとに自身のコンセプトを伝えることで、モノやサービスの魅力がより相手に伝わりやすくなるという河口さんの言葉は、参加者の皆さんの心にも深く届いたのではないでしょうか。

プログラムの後半は、実際に個人ワークで記入した内容をチーム内でシェアして、それぞれが考えたコンセプトについて意見交換を行いました。

 

 

「ここにきて他の皆さんとお話する中で、自分の伝えたいことが少しずつまとまってきた。」 「個人事業主のため、一人で仕事を抱え込むことが多く、これからどのように活動していこうか迷っていた中で、他の皆さんから応援の言葉をいただき頑張る勇気が湧いてきました。」 と話してくださった方も。 参加者の皆さんそれぞれが胸に抱いている「どんな人に、何を伝えたいのか」という想いが、少しずつクリアになっていきました。

 

 

ターゲットによって媒体の使い分けをすること

また、InstagramやFacebookなど各種SNSをはじめ、チラシなどの紙媒体まで、ツールごとの特性についてのお話もいただきました。Instagramのハッシュタグの考え方やプロフィールの書き方、Facebookのビジネスアカウントの利用といったワンポイントアドバイスから、地域に根差したビジネスをする際のチラシなどオールドメディアの活用方法といった具体的なお話に、皆さんメモを取りながら真剣に耳を傾けていました。

特に「自慢話ではなく、ターゲットに役に立つ情報を出しているかどうか」という河口さんの言葉には、皆さんハッとされていた様子。普段何気なく見ているSNSの活用に関して、多くの気づきを得ていました。

 

 

ローカルビジネスは、人のつながりがキーワード

プログラムの最後は、河口さんも輪に入って参加者全員での交流&質問タイム。

「ローカルビジネスは、人の繋がりが大切だからこそ、地域活動にビジネスの視点で参加すること。」という河口さんからのメッセージを皆さんしっかりと受け止めつつ、プログラム終了後も積極的に参加者同士で交流をされていました。

自己紹介シートをもとに活動分野が近しい参加者の皆さんとお話したり、河口さんに質問をしたり、参加者同士SNSアカウントを紹介し合ってフォローし合う様子なども見受けられ、会場はとても楽しく活気ある雰囲気に包まれていました。

今回参加された方との出会いやつながりも大切にしながら、自分が伝えたいコンセプトをもとに、自分の活動や事業についての情報発信に力を入れて頑張っていきましょう。

 

 

ASHIYA RESUME salon02の詳しい開催概要はこちら

概要

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