2021年2月27日（土）

Zoomにて「ASHIYA RESUME salon08『私に合った働き方の「形」を知る！―パラレルキャリア―』」が開催されました。
副業が世間で広がりつつある今、新たな働き方の選択肢として、注目されているパラレルキャリア

今回のサロンは、オンラインのみでの開催でしたが、パラレルキャリアに興味のある方や既存の仕事とは別に何か新しく始めたい方など6名の方々にご参加いただきました。

ゲストは、イケア・ジャパン株式会社で働きながら、イラストレーター（Instagram @uppocole）としてご活躍されているオチユキコさんと、自動車メーカーに30年以上勤めながら、プロボノワーカーとしてさまざまな事業の支援を行う飯島園子さん。おふたりには、2つの仕事を並行して続けておれる経験を踏まえ、パラレルキャリアの形成方法や考え方などをお話いただきます。

まずは、本日の流れとASHIYA RESUMEの紹介、そしてゲストや参加者みなさんで自己紹介をしました。

「メーカーで働きつつ、副業としてライターに挑戦してみたい」
「現在育休中だが、子育てをしながら、フリーランスでウェブデザインの仕事がしたい」など・・・
どの参加者の方もやりたいことはあるけれど、具体的に何から始めればいいのか、なかなか踏み出せない様子。

好きなことを仕事に、やってみてわかった3つのこと

はじめに、オチユキコさんによるお話。

似顔絵をきっかけに、イラストに興味を持ち始め、2008年からイラストレーターとしての活動を開始。現在も、短時間正社員と創作活動のバランスを取りながら、パラレルキャリアを続けておられます。これまでにさまざまな働き方を実践してこられた経験から得た以下の3つの気付きについて、ご自身の失敗談などもを交えながらご説明されました。

1. 　「自分のパワーにあった働き方が大事」
2. 　「ビジネスアップデートは組織で学ぼう」
3. 　「フレキシブルな成長を楽しもう」

体力面での理想と現実の差、組織で働くことでしか得られない学び、さまざまなコミュニティに関わって還元することで自分の成長に繋げているといった、普段は聞く機会のない生の声に、参加者の方々はうなずきながらメモを取っておられました。

オチさんのお話が終わると、オチさんと参加者の皆さんで【テーマトーク】へ。

「体力、気力、能力のバランスを保つ秘訣は？」という質問では、「体力・能力は自分自身がコツコツ続けてきた成果であり、それが自信につながっていく。気力の面では、気力のある人にただついていく、そういった人に出会うことが大事」など、違う環境に身を置く必要性についても語られました。

好き！を活力に

次は、飯島園子さんによるお話です。

愛知で自動車メーカーに勤務しながら、大好きな関西でも何かしたい！という思いをきっかけに、現在関西でプロボノワーカーとして活動中。（プロボノとは、働いている人がその経験やスキルを活かして社会に役に立つボランティアを行うこと。）
「実際にどんな活動を行なっているのか？」「どのように本業との両立しているのか？」まで、詳しくお話しいただきました。

国際SDGs推進協会のSDGsアドバイザーでもある飯島さん。活動の幅をさらに広げ、環境に優しい車について考えていきたいという夢があるそう。『地域課題への取り組み』、『会社を通じた取り組み』、『SDGsの推進』といった3本柱で、今後も活動を続けていくとのことでした。

飯島さんのお話が終わると、２回目の【テーマトーク】へ。

テーマ「仕事とは別で今、試してみたいことは何ですか？」では、旅行が好きな参加者の方に、旅行とSDGsを組み合わせた団体を紹介されていました。興味がある！やりたい！と感じたら、すぐに行動する飯島さんのフットワークの軽さやチャレンジ精神に、参加者の皆さんは「刺激や影響を受けた」「新しい気付きがあった」と感想を述べられていました。

今日の講座を通して、やりたいことに向かって、一歩踏み出すエールをゲストから受け取られた方も多いのではないでしょうか。「仕事や子育てと自分のやりたいことをどのように両立していくか」、「自分に合ったライフワークバランスとは何なのか」など、今後のご自身の働き方を考えるきっかけとなっていれば幸いです。

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