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【レポート】3/17(水)、18(木)ASHIYA RESUME festa -talkroom-

2021年3月17日(水)、18日(木)

17日と18日の2日間、ZoomにてASHIYA RESUME festa-talkroom-「気軽に聞いてみよう!お悩み談話室」が開催されました。

何か新しいことを始めたい方、ご自身の事業や活動をもっと展開させていきたい方、悩みを抱えている方など、様々な状況の方に向けたオンラインイベント「ASHIYA RESUME festa」のプログラムの1つとして開催。
festaは3月15日 (月)から1週間にわたって開催され、1人で考え悩むのではなく、ゲストのトークや参加者同士で意見・情報交換がたっぷりでき、多様な生き方や働き方、価値観に触れられるイベントとなりました。

talkroomは、コロナ禍で人と直接会って話をする機会が減っている状況の中、少しでも新たな繋がりを作ったり、自分以外の方の意見や視点を取り入れたりしていただける時間をご提供することを目的に企画されたオンラインプログラムです。
ASHIYA RESUMEのゲスト講師も務めて下さった市内の起業女性の方にお力添えいただき、テーマの異なる4つのお部屋をご用意しました。

頭で考える前に1週間やってみる。イヤな思いも、経験値。

1つ目の部屋のゲストは、salon06にもご登壇いただいた河口紅さん。
NPO法人さんぴぃすの理事長として、教育を軸にまちづくりや女性支援の事業に関わっておられます。河口紅さんの部屋のテーマは「何か始めたいけど方向性を決められない、自分に向いていることを知りたい」です。

ゲスト、参加者それぞれ自己紹介を行った後、一人ずつお悩みを相談していきました。
「自分にできることは何なのか分からない」「子育てがあるので自由が利く仕事がやりたいけど、何から始めたらいいのか」「本格的に仕事を探したいけれど、色んなものに興味があって方向性が決まらない」といった方々がご参加くださいました。

河口さん自身が長年自己分析をしてきた経験を活かして、参加者の方々が抱える悩みの元は何なのかをご指摘くださいました。そのうえで、「頭で考える前にまずやってみる」「イヤな思いも、経験値」「自分を肯定する」といったアドバイスをくださりました。

最後に、参加者のみなさんから「今日だけでもたくさん学びがあった。次の行動に繋げていきたい。」「少し緊張したが、他の方の悩みにも共感できたし、他の方へのアドバイスも響いた。」と感想をいただきました。

他人から褒められた経験は、自分を知るための大きな材料

2つ目の部屋のゲストは、須澤美佳さんです。
株式会社ママントレの代表として、2014年からは主婦と企業のマッチングサービス「エリアマイスター」を展開。最近では、就業・起業支援や在宅ワーク・テレワークの普及およびジョブ創出活動にも力を入れておられます。須澤さんの部屋のテーマは「在宅ワーク、自分にあった働き方、フリーランス」です。

「子育てが落ち着き、周りのママ友も働いているのでそろそろ働こうかと考えているが、自分が何をしたいのか定まっていない」「フリーランスで働こうと考えているが、どのような業務が向いているのかを考えている」という方の参加がありました。

日頃からフリーランスで働く女性の相談を受けられる機会の多い須澤さん。得意な部分を仕事に繋げるためのマインドの切り替え方や、出来ることのリストアップ、それを言語化することの大切さを事例を交えてお答えいただきました。
また、他人から褒められた経験の中に、仕事につながるきっかけが詰まっていることや「そこにお金を払いたいと思う人が現れたら仕事」という視点が必要だということなど、フリーランスの心得をたっぷりお聞かせいただきました。

自分の刺激となる場所・人・モノに出会って、引き出しを増やす

3つ目の部屋のゲストは貴田加野さん。
2001年に自社カタログ通信販売による大人の女性のためのファッションブランド『LiSA LiSA』をスタート。現在は芦屋に店舗を構え、TVショッピングや雑誌などにおいても幅広くご活躍されています。貴田さんの部屋のテーマは「起業、ファッション・美容業界、店舗運営、通販、販売・接客、ブランディング」です。

「コロナの影響で将来を考え直すようになり、自分で何かをしたい」「物販、ショップやECサイトに興味がある」「今後の仕事に活かすために、ブランディングについてお話を聞きたい」といった方々が参加してくださいました。

20年培ってきたノウハウをもとに、どのように物販を形にしていくか、裏方の重要性、ブランディングなど、参加者の方々のお悩みに親身になってお答えいただきました。「経験が無ければ、どこかに修行しに行かないと!やる前に簡単に始めたら、簡単に終わってしまう。かけた準備の時間だけ、長く続けられる。」という力強いアドバイスに、参加者の方々は勇気づけられていました。

最後に、貴田さんからどの部分にも共通する大事なことを教えて頂きました。「自分の刺激になる場所に行き、自分を高めてくれる人に会い、いろんなことに興味を持ち、引き出しを増やしておくこと。」

参加者の方からは「すでに成功されている方の声を聞くことができて良かった」「これこそ質の良い出会いだと感じた」といった感想をいただきました。

自分が提供できるものとその意義

最後の部屋のゲストは幟建由佳さん。
会社員、フリーランス、経営者という色々な働き方を経験されており、キャリアコンサルタントとして企業内キャリアデスク、大学キャリアセンターなどで個別キャリア相談に携わられてきました。現在はJR芦屋駅前にてワーキングスペース「work-and-place」の運営をされています。幟建さんの部屋のテーマは「キャリア形成、コワーキングスペース利活用、キッチンカー、教室の始め方」です。

「資格や能力はあるがどうすれば良いのか分からない」、「いざ始めてみたはいいものの集客の方法が分からない」といった方々が参加してくださいました。

自らの色々な働き方の中で体験されてきたことや、ワーキングスペースを運営されている中で感じる事をもとに参加者の方々のお悩みにお答えいただきました。「なぜ自分たちが商品やサービスを提供・運営しているのかを考えなければならない」「誰でもできることではなく自分だからこそできることを実践していくことが大切だ」というアドバイスに参加された方々は感銘を受けられていました。

参加者の方々からは「ひとりで悩んでいるだけでは気づかなかったことに気付けた」「私も頑張ろうと勇気をもらった」といった感想をいただきました。

参加者からは、「個別でなく、他の方の悩みにも触れられることで、自分以外の人のことは冷静に見られると感じた。」「働かなければと漠然と思っていたが、焦る必要はないのだとゲストに言われて気付いた。」「ゲストの話を聞くつもりできたが、自分のことを出した分だけ返って来たものがあった。」とさまざまなコメントをいただきました。

まだまだ新型コロナウイルスの影響が落ち着かない状況の中で、このような場をリアルな会場で実施することは困難かもしれません。今回はオンラインでの開催となりましたが、少しでもみなさんのお悩みが解消され、一歩前に踏み出すきっかけとなっていれば幸いです。

ご参加いただきありがとうございました。

ASHIYA RESUME festa talkroomの詳しい開催概要はこちら

概要

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