【芦屋インターナショナルスクール】揺るがない土台づくり
今回のインタビュー
学校法人芦屋インターナショナルスクール
校長 バルク ジェイさん
はじめに
どういった活動をされているか教えてください。
2003年に開校し、保育児や小学生の年齢のお子様に英語での教育を行っています。平日の日中が基本ですが、二年ほど前から春・夏のスペシャルプログラムや、放課後・土曜日にも英語の授業を提供したりもしています。
今は芦屋で学校法人を行っていますが、元々は母が御影で始めた個人事業がNPO法人になり、そこから今の学校法人の形態になりました。NPO法人は今でも残っていて、1~2歳の年齢のお子様や延長保育を担当しています。
NPO法人では定款の中にお母さんたちの支援の内容も含まれており、今回のお話を聞いた時に、お母さんたちのヘルプになる事ができれば良いなと思いました。昔からヤクルトさん等ではご提供されていますが、お子様がいらっしゃる方には、例えば社内託児のような形でお子様をお預かりしながら働いて頂く事などが考えられると思います。
お母さんたちの中には、本格的に働くのは難しいけれども、「週一回だけ」「延長保育の時間だけ」「上の子どもが学校に行っている間だけ」といった働き方を希望されている方もいらっしゃいます。例えばお子様に正式に入学して頂き、働いてもらうとなると、仕事先の環境も分からないまま大きな決断を持って働く事になると思います。そうではなく、試しにお子様と一緒に来て預けて頂いている間に、お母さんは少し働くといった事も柔軟に対応する事ができると思います。
そういった形で試して頂いて、お互いがマッチできると感じるようであれば、正式に契約してお仕事をして頂くといった事も良いのではないかと思います。小さいお子様がいらっしゃるとバス等移動時間がかかる職場は難しいと思いますが、幸い芦屋市内にありますので、徒歩や自転車、車で来て頂く事も出来るので、通勤に関してもメリットが出てくると思います。
女性の活躍に関して
女性の管理職の方はいらっしゃいますか?
業界的な理由もあり、働いているスタッフが女性22名、男性3名と多くの女性が活躍している職場となります。その中で主任という形で二人が働いています。
ワークライフバランスはいかがですか?
私たちは仕事が全てではなく、ファミリーが最も大切という考えを持っています。そのため基本的には残業はありません。例外として延長保育の保護者の方のお迎えが遅れたら、お子様をほったらかしにしてしまう訳にはいきませんので、そういった際に発生する程度です。
お休みの時にイベントがあった場合などは、基本的に1週間以内に代休を取る対応をしています。自分が相手の立場であればそうして欲しいし、職員の方を駒ではなく人間として見ると残業が無いのは当たり前だと考えています。
労務管理に気をつけている事はありますか?
職員の方がいかに良い状態で働けるようにするかというのは、常に意識しています。例えば子供が風邪で熱を出している時など、無理に仕事に出てきても身が入らない。そういった時はしっかりと休んで頂き、周りがフォローする体制をとっています。
職員の方達の間で、良い関係を作って、そういったときはお互い様というような環境を作るようにしています。仕事に関しては各人が責任を持って引継ぎをしっかりするようにしているので、属人化を回避し、お休みもスムーズに取って頂けるようにしています。
女性で働いている方は増えてきていると感じますか?
海外では1990年位から既に増えていたと感じていましたが、電話でのセールスやカスタマーサービス、テレフォンアポイント等、日本でも一世代前と比べると女性の管理職・スタッフの方は増加しているのではないかと思います。ただし勤続年数という点では、まだまだ男性に比べると短く感じます。
最後に
バルクさんから一言
今は働き方が色々と変わってきています。個人的な考え方になりますが、時間・場所に縛られる事なく自分の仕事を責任持ってやれば、より効率的に働ける事もあるのではないかと思います。「タイム・イズ・ライフ」人生の時間は限られています。地域を絞った中で、仕事・子育てに関する事を行えば、時間に余裕が出来てより良い生活を過ごせるのではないでしょうか。