「見える世界が変わった」フリーランス在宅ワーカー 下木 由美子さん
ASHIYA RESUME ロールモデルを見つけるインタビュー
新たな一歩を踏み出した女性たちに、事業を立ち上げたきっかけや継続する上での課題などをお聞きしました。
新型コロナウイルスの感染状況に伴い、遠隔(オンライン)で取材しています。
ご紹介
現在5歳と3歳のお子さんを子育てしながら、事務系の仕事 を中心にフリーランスとして活躍中の下木 由美子さん。
新卒後、信用金庫にて5年勤務したのちに結婚を機に退職しました。その後も、派遣会社を数社経験するものの、夫の仕事柄転勤が多かったため定職に着くのは難しいと、自分の働き方に悩みを抱えていたそうです。
そんな時に場所にとらわれない働き方『在宅ワーク』と出会い、フリーランスとしてお仕事をスタートさせました。
在宅ワークとの出会い、不安と葛藤
最初に『在宅ワーク』という働き方を知ったきっかけは、ASHIYA RESUMEの『転勤族の妻だからこそ!「私らしく」どう働く?どう生きる?』に参加したことでした。
転勤族の妻として働き方を考えたいという思いよりも、託児サービスがあるので、「ちょっと子育ての気分転換に参加してみようかな?」といった気持ちで参加しました。そこで『在宅ワーク』という働き方を知って興味を持ちました。
しかし、当時下の子ども子は2歳と未就園児だったので、家で子供を見ながら在宅で仕事をすることと、「自分にできるのだろうか」というスキル面の不安があり、なかなか一歩を踏み出せませんでした。
色々と悩んでいても何も変わらないので、とりあえず一度もっと詳しく話を聞いてみようと、勇気を出してセミナーに登壇されていた須澤美佳さんが運営する、エリアマイスターの登録相談会に行ってみることにしました!
自分では気づかなかったスキルが仕事に
登録相談会で、自分の経歴や仕事で取り組んできたこと、自分にできることを話ししているうちに「それって十分お仕事にできるスキルだよ!」と言っていただきとても驚きました。自分では特別だと思っていないスキルでも、企業や社会で必要とされているということを教えていただきました。
それからすぐに、エリアマイスターから「事務のお仕事で、こんな案件が来たけど受けてみない?」と直接お声掛けいただきました。
下の子どもが幼児教室に通い始めて日中に少し時間ができた事と、ちょうどコロナ真っ最中で夫の仕事が休みになり収入が減ったことが重なり、思い切って仕事をはじめました!
始めは戸惑いもたくさん
勇気を出して仕事を受けたものの、パソコンを触ること自体が久しぶりだったので、最初は色々と戸惑いました。
また、遠隔での仕事は初めてだったので「ソフトのバージョンはどれなのか?」「セキュリティは大丈夫なのか?」など不安が尽きませんでした。
自分だけではわからないことも多かったので、フリーランスの先輩方に相談して教えていただき何とか乗り越えました。クラウドツールなどを使うこともはじめてだったので、周囲に相談ができる人がいることはとても心強かったです。
子ども中心の世界から一転、刺激的な毎日に
仕事をはじめてから子どもが中心の生活から一転、見える世界がガラッと変わりました!
今までは『スキマ時間=家事』だったのが『スキマ時間=仕事』になりました。そして、大人とコミュニケーションをとる機会が圧倒的に増えたことが大きな変化でした。
仕事で失敗して落ち込んでしまうこともあったり、大きなプロジェクトの一員として関わることができやりがいを感じたり、浮き沈みはありますが毎日刺激があります。
また、子どもとのコミュニケーションでも変化がありました。今まではよく、子どもの失敗に厳しい自分がいたのですが、仕事をはじめてから「自分も失敗することあるし・・・」と、子育てでも自分の考え方に変化があったように感じます。
一番のやりがいは、やっぱり働いてお金が得られることです。夫の仕事がコロナの影響で減っていたこともあって、家族で一緒にサポートできる安心感はやっぱり大きいですね。
今後もフリーランスとして続けていくうえで、大切にしていきたいことは「無理をしないこと」です。すぐにテンパってしまうタイプなので、キャパオーバーにならないように、余裕をもったスケジュール管理をするように常に心がけています。
家族に支えてもらっている部分も大きいので、家族に迷惑をかけないことは大前提とも考えています。
フリーランスとして輝く先輩に刺激を受け
仕事をはじめてから、様々なオンラインセミナーにも参加するようになったのですが、以前エリアマイスター主催の『ブログ勉強会』に登壇されていた「みほじさん」に憧れています。
3人のお子さんを子育てしながらフリーランスとして活躍したのちに、現在は起業までされているとのこと。その生き方も働き方ももちろん憧れているのですが、何よりもそんな凄い方なのに、とても謙虚で親身に寄り添ってくださるような方です。そんなお人柄にとても惹かれ、密かに憧れています。
そんなフリーランスの先輩方のSNSやブログ発信などを見て、とても励まされることが多いので、自分もいつか何かを発信する立場になりたいと思っています。今後、自分もブログ発信をはじめてみようと、経験としてライターの仕事にもチャレンジしてみたいと考えています。
新たな一歩を踏み出すことに、悩んでいる方へ
とにかく興味のあるイベントなどにたくさんに参加してみることをオススメします。「託児があるから」という理由で気軽な気持ちで参加したのですが、あの時イベントに参加したからこそ、今仕事に繋がっています。
人の優しさに触れ、支えてもらえる経験が励みになっています。失敗することも多いし不安もあるけれど、思ったより大丈夫だったりするので勇気を出して一歩踏み出して欲しいです。
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ASHIYA RESUME ロールモデルを見つけるインタビュー
新たな一歩を踏み出した女性たちに、事業を立ち上げたきっかけや継続する上での課題などをお聞きしました。
新型コロナウイルスの感染状況に伴い、遠隔(オンライン)で取材しています。
写真提供:インタビュー対象の方
取材日時:2020年12月~2021年1月