インタビュー

【JCRファーマ株式会社】医薬品を通して人々の健康に貢献する

今回のインタビュー

JCRファーマ株式会社
係長 渡利 綾子さん

JCRファーマ株式会社
主任 大西 有佳子さん

JCRファーマ株式会社
藪下 英子さん



 
 

はじめに

どういった活動をされているか教えてください。

芦屋に本社があり、創業43年目を迎える製薬会社です。従業員は600名程、医薬品の種を見つける基礎研究から、製造、臨床開発、販売までワンストップで行っています。希少疾患・難病・再生医療に特化して研究開発を進めているので、自社の規模で進められるニッチな分野に注力するというスタイルで、業界としては小規模でありながら設備を整え、最先端のバイオ技術を保有しています。

通常のベンチャー企業は、研究だけを自社で行い、あとは大手にまかせるというスタイルが多いのですが、弊社はワンストップで最初から最後まで行う事により、自分たちで開発したものをベンチャー精神とスピード感をもって販売まで進めていく事ができるという点が特徴です。

バイオ技術を持つことになった背景を教えてください。

元々は尿から薬の成分を抽出し、薬を作るという会社でした。狂牛病などが流行した際に生体由来は今後難しいという時代背景があり、日本ではかなり早い段階から遺伝子組み換え等のバイオ技術に取り組んできました。現在は、最先端のバイオ技術を駆使し、アンメットメディカルニーズに応えるべく新薬創出に挑戦しています。

女性の活躍に関して

具体的にどういった形で女性が活躍されていますか?

特別に女性活躍をうたっているわけではないのですが、研究・開発、経理、秘書室、信頼性保証部門でそれぞれ管理職として女性が活躍しています。また女性の執行役員も1名おり海外事業推進室の室長を担当しています。女性管理職の比率は全体で10%程度と数字上ではまだまだ少ないので、もう少し上げていきたいと思っています。

女性の活躍に力を入れ始めた理由はありますか?

時代の流れというのが最も大きいです。既に現状でも活躍している人が多く、これまでも特別な取り組みをしている訳ではなかったのですが、これからは、より積極的に女性社員が活躍できるよう、管理職候補者に研修を実施したり、多様な働き方ができる環境を整えたり、会社としての取り組みにも力を入れていきます。

社内に保育所もあり、現在、産休、育休後の復帰率は、ほぼ100%となっています。ここ5年で倍くらいの社員数になっていて、中途採用の社員が多く勤続年数は平均7、8年と短いのですが、退職をされる方は非常に少ないです。特に女性は結婚、出産等で辞められる人がおらず、男女間の差は無くなってきています。育児中の社員にも理解のある男性管理職も多く、働きやすい環境であるというのも関係しているかもしれません。

ワークライフバランスはいかがですか?

残業時間は全社員の平均で月に20時間未満となっています。特定の人に負荷がかかっているというのも避けられていると思います。営業部門では研究会等の仕事があるのでどうしても休日出勤をしないといけない時はあるのですが、その分は代休を取れるようにしています。。

有給取得率も部署によって差はあるのですが全社平均で55%程度です。社員の中には面白い研究をしていて、もっと働きたいという人も多いのですが、仕事は効率的に進めて、しっかりと休みは取って頂くようにしています。また残業に関しても、週1回ノー残業デーを実施しており、仕事は仕事、プライベートはプライベートという形でメリハリをつけるように取り組んでいます。特に管理職の方にしっかりとした意識を持ってもらえるようにお伝えしています。

最後に

苦労した事はありますか?

制作物を作成する際に、事業領域が特に専門的な分野になりますので、文系出身である事に加えて、一般的に知られていない薬や名称も多く、慣れるまでは大変苦労しました。今では読んでいただく人達が皆、専門的な知識を持っているわけではないので、知識のない私たちが分かりやすいものを作れば、理解していただけるとの思いで取り組んでいます。

【JCRファーマ株式会社】医薬品を通して人々の健康に貢献する

WEBサイト:JCRファーマ株式会社

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